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雪の女王 Vol.6 [DVD]
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| ジャンル: | アニメDVD,漫画DVD,アニメ,漫画,テレビ漫画
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無慈悲なアニメ
表現の方法が原作の素朴かつ詩的な文章から転じて「アニメ」に変わるだけで物語の印象がこうも変わるものなのか?
古今共にこのアニメから受けるような印象をアンデルセンの原作から受けた試しはありません。率直に言って原作を始めから無視するつもりならば、ネームバリューだけを求めて偉大な作品の名を語るのは止しにして欲しい。
特に残念でならない事は無意味なアクション描写およびバイオレンス描写が目立つ事です。具体的にはゲルダのドロップキックや吟遊詩人ラギの格闘漫画ばりのアクションがそれに当たります。登場人物の感情描写も、その行動描写も、上記の様なアクション描写が不条理に差し挟まれる事に附随して描き方が強引になってしまっています。なおざりにしてはならない多くの点がずれていると感じます。
殊に本巻収録の「山賊の掟」から「山賊の絆」に至るまでの物語運び、台詞回しの強引さ、ゲルダと山賊の娘の乱闘シーンの描写における理不尽さは目を瞑りたくなる程です。
山賊の娘に殴られ、ドロップキックで反撃するゲルダの心理を理解出来る人だけがこのアニメを楽しく視聴できるのでしょうが、何の必然性も無いこの行動の描写をどう解釈すればよいのでしょうか?
これは私自身の観点からすれば可能性の範疇を逸脱したものです。
私はこれらの描写に違和感なく溶け込める人々、これを良質のアニメと評価する多くの人々を恐ろしく思います。(想像力が非常に貧困であるという点で)
原作を据えたアニメとして、またアクション描写が随所にあるアニメとして成功した(と私が思う)「ロミオの青い空」などと比べればそれらの描写の違いが明らかになると思います。
少しさみしくなるけれど……
この巻の見ものは、なんと言っても「大氷河の危機」でしょう。迫力のある展開に、丁寧な画像、手に汗握るアクション、そして、これまでゲルダに対して直接語られることがなかった、ラギと雪の女王との関係が明かされます。大氷河を超える、ゲルダとラギの行動力にも目を見張るものがあります。今後の展開には絶対にはずせない一話です。何度見ても、30分とは思えないほど、密度のある作品です。
その他、「ホルガー伝説」や「不思議なカラス」もこれまでになかった展開になっていて、とても温かみのある作品になっています。
ほのぼのとしていて、絵本を読んでいるような暖かい気持ちになれます。
バップ
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